中古物件には隠れた欠陥があるのでは?
「中古物件には、隠れた欠陥がたくさんあるような気がして…」よくこのような意見をお聞きすることがあります。確かに建築してから時間が経過し…
MORENO.06
新しい耐震基準 (いわゆる新耐震基準)が施行されたのは、
1981年 (昭和56年)6月1日のことで、
この日以降に建築確認を受けた建物に対して新耐震基準が適用されています。
建築工事に着工するのは建築確認を受けた後のことですから、
その竣工時期で考えると木造一戸建住宅では早くても
1981年9月~10月以降に完成した建物が新耐震基準に該当することになります。
ただし、建物によっては1982年(昭和57年)前半頃の竣工でも、
旧耐震基準で建てられている場合が考えられます。
マンションの場合はその規模にもよりますが、
比較的小さめな建物でも通常は1年~1年半程度の工事期間が必要です。
したがって、1981年6月に建築確認を受けたとしても、
その竣工時期は早くて1982年夏~秋頃となります。
1983年(昭和58年)以降に竣工したマンションの場合には、
新耐震基準に沿った建物である可能性が高いものの、
1982(昭和57年)中の竣工では何ともいえないところです。
ただし、1981年(昭和56年)5月以前に着工したものの工事が遅延したような場合、
あるいは大規模なものなどを想定すれば、
1983年(昭和58年)に竣工した旧耐震基準のマンションもいくつかあるでしょうし、
1984年(昭和59年)に竣工した旧耐震基準のマンションもないとは断言できません。
2005年の税制改正により不動産取得税における中古住宅の特例では、登記上の建築日付が1982年(昭和57年) 1月1日以降の建物は新耐震基準に適合しているものと "みなす" ことになっています。つまり昭和56年6月に新耐震基準が施行された年の9月に竣工しているため、残念ながら新耐震基準が適用される前に建築確認を受けたものだと判断されます。
No.01
No.02
No.03
No.04
No.05
No.06
No.07
No.08
No.09
No.10
No.11
No.12
No.13
No.14
No.15
No.16
No.17
No.18
No.19
No.20
No.22
No.23
中古不動産物件は対象物件の地域周辺の取引事例や成約事例で標準相場が決まります。ですので、本来同レベルの物件で何百万という差は殆どありませ…
MORENo.24
No.25
No.26
No.27
No.28
No.29
No.30
No.01
No.02
売出中の土地が以前は建物が建っていた場合を除く一般的な売地には当然、上下水道やガス管などはありません。ポイントは、前面道路にこの上下水道…
MORENo.03
No.04
No.05
No.06
No.07
No.08
No.09
土地を購入するというと、家は一生に一度の高い買い物だから慎重に探しなさい、とアドバイスをもらった経験はあると思います。物件を不動産業者に…
MORENo.10